私は今年の4月から2Fの認知症デイサービスビハーラで介護職員として働かせていただいております。
8月25、26日の2日間、広島県福山市で開催されました第4回日本通所ケア研究大会に参加してきましたので、その一部をみなさまにご紹介させていただきます。
JR松山駅から午前5時9分発の特急に乗り出発したのですが、直便がないため岡山でのぞみに乗り換え予定でした。しかし、福山へ行くのは初めて。また、駅は大きく分刻みでたくさんの電車が行き来しています。そのため、乗り違えなんと広島市まで行ってしまったのです。どうしたらいいいのか分からず、とりあえず駅員さんに相談してみました。すると本当は追加料金が発生するとのことですが、こっそりあの電車に乗りなさいと言われました。いい駅員さんに出会えて本当に良かったです。この事実がバレましたら駅員さんに迷惑がかかってしまいますので、皆さんご内密に…
しかし、早めに出発したおかげでどうにか無事開会式に間に合いました。ホッ。
1日目は、介護保険制度の改革について、通所サービスにおける口腔ケア・口腔リハビリの実際、生き残りをかける変革の時代という3つのテーマについて講演を聞きました。一番興味を寄せたのは、妹尾先生のお話でした。福祉サービス事業所は、平成10年4月の介護保険制度施行に伴い、民間企業も参入してきたため、ずいぶん増えました。しかし、その一方で措置から契約になり、いいサービスを提供している事業所をみなさん選択されるため、閉鎖している事業所もあります。また、平成18年4月の制度見直しでは、介護保険にかかる予算の増大に伴い、国民の負担(増)、事業所への報酬(減)、なお、通所部門が一番の減収となっております。やはりこれからは職員個々の質を向上し、サービスの質を上げた事業所が生き残っていくと実感させられました。
その日の夜は、明日の研修に備え8時には休みました。なーんてウソウソ…。第2の目的であります社会勉強。しっかり勉強してきましたよ。
2日目は、認知症ケアの考え方と実践、認知症介護の新しい取り組みという2つのテーマについて講演を聞きました。ここで痛感させられたのは、認知症の方をケアするにあたり、いかにアセスメントが重要かということでした。2年間入浴拒否されてきた方が馴染みの入浴環境にすることにより入浴されたという事例を聞きビックリしました。普通の生活を継続していただくため、その方の状態・状況等の把握は、絶対に必要だと思いました。
最後に、今回の研修を通して認知症ケアの奥深さを痛感させられるとともに、生き残っていくにはやっぱり質だということを実感させられました。デイは今注目されています。いろいろ新たなケアの試みを取り入れる等、変わらないといけないなと思いました。
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