ビハーラでは月に4回「タクティールの日」をもうけております。「タクティールの日」にビハーラをご利用された方で希望される方には、タクティールをさせていただいています。「タクティール」とは、スウェーデンから伝わったタッチケアでラテン語のタクティリス(触れる)という言葉が語源となっています。マッサージや指圧のように押したりもんだりはしません。優しくなでるように包み込むように「触れて」いくケアです。タクティールを行うと不安感が減少し、痛みが和らぎリラックスできると言われています。
私がタクティールと出会ったのは前職場ですが、ビハーラに入職後、理事長、施設長、スタッフ、そしてご利用者様のおかげでタクティールを続けてくることができました。本当に感謝しています。
タクティールをさせていただくと、ご利用者様から様々な言葉や反応をいただきます。「気持ちよかった」「あたたかいねー」「ぐっすり眠れそう」「足がぽかぽかする」「やさしいねー」「お母さんのようやね」等々。認知症がおありで「タクティール」という言葉は忘れても、触れさせていただいていると「あーこれ気持ちよかったんよね」と思い出して下さることもあります。今までで一番驚いたのは「これ(タクティール)はすばらしい。イエスキリストは弟子の足を洗ったというが、それに似ている。ありがとう、ありがとう。」とおっしゃって涙ぐまれたことです。何度も私の手を握って「ありがとう」とおっしゃるので、私も涙ぐみながら「ありがとうございます」と御礼を言いました。
タクティールは年齢や性別を問いません。副作用もなく安全です。タクティールをさせていただきながら私自身も癒されています。
このように素晴らしいタクティールを「受けてみたいなー」と思われませんか?もし思われましたら、ビハーラにいらっしゃって下さい。ぜひ一度体験してみて下さい。 |