つい先日、デイサービスセンタービハーラと認知症デイサービスビハーラ合同で火災想定の避難訓練を実施しました。
デイサービスの建物内にある1階の厨房から火災が発生した想定で、初期消火の対応をしながら119番通報、2階フロアへの連絡、利用者の避難誘導、建物内に残っている人はいないか確認などを終え、無事屋外の駐車場まで避難することができました。
その後立ち会って頂いた消防署員の方からの総評を頂き、出来ていたこと、今後改善するべきことなど丁寧に説明して頂きました。
その後は水消火器を使用しての消火訓練です。
消火器の基本的な使い方の説明を受け、いざ消火。
ここで消火器の使い方を確認してみましょう。
- 消火器を障害物にぶつけたりしないよう注意しながら、火災の起きている場所近くの消火に安全な場所まで運びます。
※ あまり離れすぎていると、火への放射前に薬剤が尽きてしまいます。概ね7〜8m手前を目安とします。
- 黄色の安全ピンを引き抜きます。
- ホースを外し、ホースの先端を持って火元に向けます。
※ ホースの途中を持つと、放射の圧力などからねらいが定まらず、的確に放射できない恐れがあります。
- レバーを強く握って放射します。
※ 消火器が重い場合、消火器を置いたままレバーを握って放射する方法もあります。
- 火の根元をねらい、手前からほうきで掃くように薬剤を放射します。
※ 自分の身を守りつつ効果的に放射するために、風上から放射します。室内で放射する場合は、出入り口を背にして逃げ道を確保します。
きちんと実践出来たでしょうか?
避難訓練は関係者全員が避難を体で覚えるのが目的です。
人間は普段は冷静でいられても、火災などの生命の危険に直面した場合には、理性による判断ができなくなり、危険を回避するために衝動的な行動に走りがちになります。災害発生時に冷静な行動を行えるよう、実技訓練を反復したり、日頃からのイメージ訓練を行うことが大切です。今後も定期的に実施していきますので皆様のご協力をお願い致します。